9/11/2015

アレクサンダー・ジラード


Alexander Girard

アレクサンダー・ジラード(又はジラルド)は、ニューヨークで活躍したミッドセンチュリーを代表するアメリカの建築家、デザイナーで、レイ&チャールズ・イームズやジョージ・ネルソンに推薦され、1952年から73年まで、デザイン家具のハーマン・ミラー社のテキスタイル部ディレクターとして活躍しました。アカデミックで気取ったデザインとは正反対の、日常的でぬくもりを感じる彼のファブリックは、子供用のデザインのように遊び心が一杯で、ハッピーな気持ちになるプリント!



         
         
         
           
             (Photos by Girard Studio)
彼のデザインの販売権を持っているスイスのヴィトラ社から、現在スツール、テーブルなどの家具と、写真の木の人形たちの復刻版が販売されています。これらのウッド・ドールは、ユーモアがあって、サーカスや人形芝居、また東欧や中南米などの香りが混じりあっています。フォークアートが大好きだったとか・・父親がイタリアとフランスのハーフ、母親アメリカ人、フィレンツェで育ちローマやロンドンで勉強し、後アメリカにきたというマルチカルチャーの経歴のためかもしれませんが、夫人と一緒にコレクションした世界中の人形や手仕事等のフォークアートのオブジェが10万点以上。現在それらはサンタフェのフォークアート美術館に寄贈されているそうです。だから彼の人形たちも、国籍やカルチャーにとらわれない不思議なデザイン。自分のオフィスの飾り用に作ったそうですが、彼デザインのファブリックのインテリアにぴったりの人形たちです。

ところで、彼のデザイン生地の復刻版をヴィトラは出してくれないかしら? かわいいパターンが沢山あって、カーテン、クッション、それにエコバッグなど作ったりとあれもこれも欲しいのですが・・・といつも、昔のデザイナーの素敵なパターンの生地を見るたびに思います!

Girard Studio 

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