Carte Blanche à Anne Imhof, Natures Mortes/ Palais de Tokyo
パレ・ド・トーキョーは常設展示は無く、現代美術、特にアヴァンギャルドな作品の展示が特徴で、私のお気に入りの美術館の1つ。なぜなら超アヴァンギャルドなのでビジターが少なく、予約なしでふらりと行ける事、大きな建物の空間を存分に使っているので、広いスペースを独り占めして、静寂の中で作品と対することができるからです。作品はもうこれは好きか嫌いかで、いくら説明を読んでも何を言いたいかわからないものもありますが、1人のアーティストがエネルギーをつぎ込んで創造した作品に囲まれていると、なにかしら訴えてくるものがある、という感じ・・・
今展示中のアンネ・インホフのインスタレーションもそう。自身の作品と多数のアーティストの作品を、壁や天井をわざとむき出しのままに残して修復された美術館の内装にダイナミックにマッチさせたもので、複タイトルはカルト・ブランシュ、美術館からの白紙委任を受けたインスタレーションです。
写真ではよく見えませんが、透明不透明、デッサン、印刷、彫刻などで一つひとつ違うパネルを、建物のカーヴに沿って連ねた作品。隣で映写されているヴィデオの光が、故意または偶然に部分的にパネルに反射します。
上は私の大好きなジョーン・ミッチェル、下はオスカー・ムリリョ。彼の作品は先日画廊でたまたま見て大ファンになったばかりだったので、嬉しい再会でした。次のブログで取り上げたいと思います。
Palais de Tokyo, 13 Av. du Président Wilson 16e 10月24日まで
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