L'atelier Chana Orloff / Villa Seulat
ヴィラ・スーラは1924~26年に、芸術家のアトリエや、当時としては革新的な建築家の一軒家が建てられた袋小路で、今もほとんど当時のままの姿が残されています。沢山の芸術家がこの通りに住んだり滞在した中で、有名な名前だけを挙げてもトンブ・イソワール通りとの角にダリ、18番地はスーチン、アナイス・ニン、ヘンリー・ミラー(ここで彼は北回帰線を執筆)など。7bis番地は1926年に建築家オーギュストとギュスタヴ・ペレによって、シャナ・オルロフという女性彫刻家のアトリエが建てられ、今でも子孫が管理し、珍しい彼女の作品を見る事ができます。
オーギュスト・ペレ作、シャナ・オルロフのアトリエ
アトリエ内部 by Carmela Garcia
1945年の作品
シャナ・オルロフは1888年にウクライナのユダヤ人の家に生まれ、パリに移民してからはエコール・ド・パリのモジリアニ、スーチン、ザドキンなどと交わり、1913年~第2次大戦までは、パリやアメリカで展覧会参加や個展を開くなど芸術家として頂点を極め、レジオン・ドヌール賞も受けました。ナチの台頭とともに、すべすべとなめらかなフォルムだった彼女のスタイルが、もっと荒々しいものに変わってきます。ナチのパリ占領時にスイスへ亡命し、終戦直後に帰ってみるとアトリエは荒らされ、ユダヤ人が作ったということで作品は殆どが壊されていたそうです。今パリで彼女の素晴らしい作品を一番沢山見られるのがこのアトリエですが、時々しかオープンしていないのでサイトで要確認です。パリのユダヤ美術歴史博物館で、数点の彫刻とデッサンのほんの小さい特別展が開催中。
ヴィラ・スーラ
Chana Orloff 7 bis Villa Seurat 14e http://www.chana-orloff.com/
Chana Orloff “The return 1945” Musée d'art et d'histoire de Judaïsme 71 rue du Temple 3e http://www.mahj.org/en/index.php 10月6日まで
オーギュスト・ペレVilla Dora Gordinドラ・ゴルダン邸
http://kaleidoscope-design-paris.blogspot.com/2018/12/30.html
オーギュスト・ペレのパレ・ディエナ
https://kaleidoscope-design-paris.blogspot.com/2019/10/fiac.html
オーギュスト・ペレのチャペル
https://kaleidoscope-design-paris.blogspot.com/2014/11/blog-post_12.html
オーギュスト・ペレVilla Dora Gordinドラ・ゴルダン邸
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