Les fauteuils de Alvar Aalto
タピスリー(椅子直し)をやっているからか、私は大の椅子好きです。
今開催中のアルヴァ・アアルト展は、建築は勿論だけれど、アアルト・デザインの椅子のオリジナルがたっぷり見られたのが印象的でした。
Tank chair 400
このように本物のヴィンテージを見ていつも思うのは、やっぱり本物は、現代の復刻版とは違うという事です。何が違うのでしょう? 専門家でないので確信はないのですが、ニスや塗料が昔と違って、本物は使い古されて塗料が磨滅していても美しく、また木材の部分(このタンク・チェアーではひじ掛けと足に当たる部分)が、ぽってりとした暖かい感触で、多分やや厚手(又は太め)の感じがします。トップの写真はアルテック社の復刻版のタンクで、美しいのですが、どこか冷たいような、本物と比べると風格に欠けるというか・・と思うのは気のせいかしら・・
復刻坂の cantièvre chair。これとトップの写真は、素敵なファーニチャーばかりだったヘルシンキのホテルで撮ったもの。
黄色ががかったグリーンのペンキが美しい、ひじ掛けの淵の塗装がはげかけているのがまたいいのです!
これが小さいながら大ロングセラーのヒット商品、1930年代から売れ続けているスツール60。展覧会会場に、展示品としてでなく、休憩用の椅子として置いてあったもの。やっぱり長く愛用されるものは、シンプルなのです。
Alvar Aalto. Architecte et designer
Cité de Architecture et du Patrimoine, 1 Pl. du Trocadéro 16e
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