8/09/2019

トリスタン・ツァラの家/ モンマルトルの裏通り


Maison de TristanTzara/ Avenue Junot, Montmartare

モンマルトルのサクレクール寺院の後方を、丘の反対側、Rue Coulaincourtクーランク―ル通りに下ってゆく辺りは、どんなにサクレクールがツーリストの山でも、比較的静かに散策できる場所です。その中でAvenue Junotジュノ通りは一風変わって、アールデコ/モダニズム風な建物が並んでいます。有名なのは国の文化財に指定されているトリスタン・ツァラの家。装飾は罪悪であり文化水準の低さを象徴しているとし、モダニズムの先駆的な建築を残したオーストリアの建築家、アドルフ・ロースが1929年に建てました。ロースは、華麗なベルエポックのウィーンで装飾廃止を提唱したのですから、色々摩擦が起こったのでしょうか、晩年パリに移ってツァラの家を建てたというわけ。


家の持ち主トリスタン・ツァラ(1896-1963)は、ダダイズムの創始者と呼ばれるルーマニア出身の作家、詩人、エッセイスト。奥さんも画家と、モンマルトルの典型的アーティスト夫婦ですね。
確かに装飾の一切無い無骨ともいえる設計。丘の斜面なので、建物後ろの庭は多分2階か3階の高さ。こちら側の一階はガレージ、住居は2階以上で庭に面しています。そちら側が見られないのはとても残念。個人宅なので中も非公開。
因みにロースの装飾批判ですが、100%賛成できないけれど、否定できないものがありますね。文化水準の低さとはよく言ったもの・・しばし考えさせられました。

ツァラ家のお隣、壁に子供の顔のモザイクが目を引く家は、これもアーティスト、子供の絵を得意としたフランスの有名な挿絵画家フランシスク・プルボ(1876-1946)の住んでいた家です。
             
こうして見ると、丘の斜面に建っているのがよくわかりますね。
ジュノ通りの並木にテラスを広げたカフェレストラン Marcelマルセルは、ご近所のパリジャンたちが集まったという感じの気持ちのいいお店。このあたりからクーランク―ル通りのお店で一休みした方が、サクレクール周辺より断然静かで落ち着いています。

上はカフェレストランLa Maison Roseラ・メゾン・ローズ。ジュノ通りよりサクレクールに近いし、ローズ色で目立つのでいつもテラスは一杯ですが、それでも椅子が空いていたらちょっとコーヒーブレイクしたくなる可愛さ。色はともかくも、昔のままのモンマルトルの家ですから。

Maison Tristan Tzara 15 Avenue Junot 18e


トリスタン・ツァラ+ホワン・ミロ 

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