4/16/2014

パティスリー・ヴィエノワーズ/ ブランシェ・カフェvs昔のカフェ


Patisserie Viennoise/ café branché vs café ancien

カフェ・パンソンに続いて、今度は昔のままで変わっていないカフェのお話です。
サン・ミッシェルからオデオンに抜ける小路にひっそりとあるパティスリー・ヴィエノワーズは、1928年創立で、古き良きパリに憧れる人が絶対満足できるカフェ。ヴォルテールが常連だった(プロコープ)などというような宣伝できる歴史的有名人が来なかったのか、あまりに小さいので改装できなかったのか、有名になりすぎたり現代風に改築されずに奇跡的に昔のまま、今でも皆に愛されいつでも満員なお店です。


テーブルが窓際から4列、横に4人座ればぎっしりで、通路は1人通るのがやっとの店内。モザイクのセメント・タイルの床とこの型の木製の椅子は、レトロなトレンドとして最近見直されているスタイル。トップの写真は逆光で暗く、本当はこれほど暗くありませんが・・オーセンティックと言うべきか古臭いと言うべきか? 当然ながらブランシェなカフェ・パンソンとは客層が全く違い、一方はボボやヒップスターが集まり、もう一方はソルボンヌや医大が近いせいか、教師風な人や学生など地味めなお客様がメインです。簡素な食器、失礼ながらサエないオバサンがサービスし、お菓子も大ぶりで古風な“ウイーン風”(ヴィエノワーズ)で、大好きと言う人と、あまり・・と言う人の2派あり。



ブランシェ・カフェvs古き良き昔のカフェと、全く異なるスタイルがあるのがパリの楽しいところなのだと思いますがいかがでしょう? 古いカフェは絶滅の危機に瀕しているので、今後とも2つが共存してゆけるよう願いたいものです。

Patisserie Visennoise  8 rue de l'Ecole de Médecine 6e もちろんサイトなどありません!

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