Pause-café/ L’hôtel de Ville de Bobigny
2/10/2020
2/09/2020
雨のち花/ nendo 佐藤オオキ
ame nochi hana/ Après la pluie, les fleurs by nendo
先月から、オボンマルシェのウインドーに、白くて "静" なる物体が飾られています。日本の誇るデザイナー佐藤オオキさんと、彼のデザインオフィス nendo のインスタレーションで、タイトルは "雨のち花" 。雨が降って花が開く・・・ほっこりした丸みのあるフォルム、とても都会的なセンス・・
先月から、オボンマルシェのウインドーに、白くて "静" なる物体が飾られています。日本の誇るデザイナー佐藤オオキさんと、彼のデザインオフィス nendo のインスタレーションで、タイトルは "雨のち花" 。雨が降って花が開く・・・ほっこりした丸みのあるフォルム、とても都会的なセンス・・
ルボンマルシェデパートは、毎年1-2月のバーゲン期間に、ホワイトを条件としたインスタレーションを色々なアーティスト達に依頼しています。なぜホワイトかというと、冬の終わりのバーゲンは、伝統的に昔から blanc (白)の製品を買うのが習慣だったので、それをデパートがデザインのテーマにしたのだそうです。ブランとはテーブルリネンやベッドリネン、部屋着、下着、タオル類のことで、主婦達はこの時にリストアップした家族中の買い物をし、買い物が済んだら寄り道せずにさっさと家に帰ったとか。デパートとは買い物をする所で、レジャー施設ではないという観念から、昔はお茶も食事もする所がなかったという話を聞いたことがあります。今ではデパート内のカフェやレストランは普通になり、デパートで過ごす時間が長くなり、騒動買いも増え・・進歩したのかその逆なのか?
ショールインド―だけでなく、吹き抜けの中央ホールの高い天井からも丸い雨粒が沢山下げられ、ゆっくり動いて花が咲くのですが、私はウインドーの方が好きです。特にガラスに映った暗い町に中のほっこりしたフォルムが可愛いですね。
雨が降り、花が咲き、そして萎んでしまった・・・
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2/03/2020
ジェラール・ロ・モナコの飛び出す絵本
本を開くと立体の絵が飛び出し、人物や動物が動く絵本がありますね。飛び出す絵本、又はしかけ絵本とも呼ばれるこの絵本のスペシャリスト、ジェラール・ロ・モナコの原画を偶然見ることができました。国立高等装飾美術大学の一般公開日で土曜日に行った時、入り口ホールに展示されていたもの。
ジェラール・ロー・モナコ(1948年~ )はアルゼンチンに生まれ、幼少でパリに移住しました。彼の描いたオッフェンバックの劇のポスターが、ちょうどこの装飾美術大学の賞を取った事から彼のキャリアが始まったそうで、そのゆかりの場所です。
テアトルへの情熱の赴くまま、まずシャイヨ劇場のメンバーとして大道具、装飾を担当。後にオペラ座を始めとしてフランス各地またヨーロッパの劇場で装飾を手掛け、沢山の有名演出家と交わります。またシャリバリというマリオネットのグループも作ったり・・・
展示されていたのは手作りの試作品、模型、下絵と初版本の製品。みな驚くほどの精巧で緻密な作りと、夢いっぱいのユーモア! 下はRegglissというグループのレコードのカバーデザイン用の立体模型です。一つ一つのシーンが素晴らしくて感激。ロ・モナコはこのように劇、音楽関係の膨大なデザインをやっていて、ワーナー・フランスから出たエディット・ピアフのレコードのデザインで、2017年にはグラミー賞の、デザイン・パッケージ賞を獲得しているそうです。
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