6/11/2014

ポーズカフェ/ お知らせ

Pause-café

急な都合で日本に帰省することになりました。そのためブログは1カ月ほどお休みになります。
パリに戻る頃はもうバカンスが始まっていると思いますので、ちょっと早いのですが皆さまよい夏休みを!
Bonnes Vacances!

6/09/2014

夏の新しいメンズシューズ、ガレ


Galet, la nouvelle marque de slippers

ガレは2人のイギリス人のアイデアと、フランスの伝統的な手工芸がジョイントして作られた新しいレジャー用のメンズシューズのブランドです。何が特に新しいかというと、このデザインは、フランスに昔からあるCharentaiseシャランテーズ室内履きがルーツになっていること。最近は清潔を考えて、家では靴を脱いで楽なサンダルなどに履き替える人達も増えているのですが、フランスではスリッパを履く人は少なく、履いてもプライベートな時間や寝る時だけ。日中スリッパを履いている人は病人か老人だけなので、古臭く田舎っぽいイメージだったこのシャランテーズが、おしゃれでブランシェな夏の靴として蘇りました。
カメとメガネ、サメとラケット、タコ、アイスクリームなど面白い組み合わせの、ブリティッシュ・ユーモアたっぷりのカラフルなプリントのファブリックは、靴に使える丈夫なフランス製のコットンを使用。ゴム底で履きやすく、洗うことができ、全工程が丁寧に手作りされたフランス製。だからリゾート用といってもお安くはありませんが、素足で白いパンツやバミューダ、ジーンズの裾を折って、エスパドリーユのようにラフに履きこなしたらステキでしょうね。アメリカやイギリスのダービー会場やシックなホテルで宣伝販売し、今パリではマレとデパートBHVマレのメンズ館で、期間限定のポップアップストアーをオープンしています。



そしてこれが伝統的なシャランテーズ。昔のフランスの映画で、門番のオバサンなどが頭にクリップ付けて、このスリッパをつっかけて登場したりする、あれです。
Galet  http://www.galet.com/en/home
BHV Marais Homme 36 rue de la Verrerie 4e 6月21日まで
Pop up store 15 rue de Blancs Manteaux 4e 7月末まで

6/06/2014

パトリシア・ウルキオラのジェリー・コレクション


Collection Jellies de Patricia Urquiola 

夏にぴったりのいかにも涼しげなこの食器は、パトリシア・ウルキオラのデザインしたカルテルの“ジェリー”シリーズ。その名の通り、見た目がゼリーかボンボンのような可愛いコレクションで、透明なプラスティックの椅子やテーブルで有名なカルテルらしいデザイン。プレキシグラス製。



Kartell  242 Bd. Saint Germain 7e   

6/04/2014

Le 59 RdS バンジャマン・チュルキエのパン


   
 


Boulangerie Le 59 rds de Benjamin Turquier

ル59rdsは、人気ブーランジュリー、ル134rdtのオーナー、バンジャマン・チュルキエが去年開いた2つ目のショップです。この人は会計士からパン職人に転職した変わった経歴の持ち主で、転職をするくらいなのでパン作りに情熱を持ち、昔ながらの伝統的な製法で丁寧に作られたパンには定評があります。2009年にはパリのベスト・バゲット賞2位、2013年はパリのベスト・クロワサン賞2位を受賞。どちらも2位だけれど、一口食べればベストテンなどどうでもよくなるおいしさ。ライ麦パン、シリアル入りパン、杏+くるみ+イチジクのパン・グルマン、トマト+ハーブ+オリーブのプロヴァンスパン・・・一見シンプル・クラッシックなタルトも満足の味で、週末はファミリー用の大型も作り、お客の好みで特注も可。お昼にこの近くを通ったら、パンの味が光るヘルシーなサンドイッチを必ずトライしましょう。

ちょっと変わった店名は、59番地サントンジュ通り(rds)、134番地チュレンヌ通り(rdt)と住所の略で、どちらも北マレのおしゃれなエリアにあり、静かなサントンジュ通りの小さいショップの方が私のお気に入り。

Boulangerie Le 59 rds   59 rue de saintonge 3e
Boulangerie Le 134 rdt  134 rue de Turenne 3e  

6/01/2014

カフェ・レ・ドゥ・ミュゼ


Café Les Deux Musées

オルセー美術館のすぐ横の、Les Deux Muséesレ・ドゥ・ミュゼ2つの美術館(オルセーの正面にもう一つ国立レジオンドヌール美術館というのがある)という名前のカフェは、いつも沢山の観光客が往来する場所なのでちょっぴり慌ただしい雰囲気が漂い、ゆっくりするならばもう少し混雑から離れた静かなカフェを選びたいところなのですが、実はここにちょっとかわいい“壁画”があるのです。パリの公園らしい風景を描いたレトロでナイーブなこの絵は、黒いチョッキに白いエプロンという伝統的な姿のギャルソン達が忙しく立ち働くカフェの中央で、1人セーター姿で采配を振るう責任者らしい老人によると、1961年に描かれ“ボクは描くのをこの目で見ていたんだよ”とのこと。
ところでこの壁画についてブログを書こうと思った時、画風もスタイルも違うのに、なぜか突然上野駅の壁画を思い出してしまいました。今調べたところ上野駅の方は1951年作だったので、もっと古いのですが・・猪熊弦一郎という画家の作品で、この人はフランスでマチスに師事していたことがあるとか。

因みに上野駅の壁画って?という方のために念のため・・

Les Deux Musées   5 rue de Bellechasse 7e