La Cinémathèque Française/ l'exposition Martin Sorsese
シネマテックで、マーティン・スコセッシの展覧会をやっています。オープニングに先駆けてのヴェルニッサージュにはスコセッシも出席し、2005年に完成したシネマテック新館の落成式の特別ゲストとして招待されてから、ちょうど10年目になると新聞に出ていました。
スコセッシの作品の映像や写真、ポスターはもとより、メモの書き込んであるシナリオ、小道具、衣装、また彼の子供の頃の写真、家族ゆかりの品など珍しいプライベートな展示品も見られ、映画好きには見逃せない展覧会です。特に注目はスコセッシ自筆のストーリーボード。この人は絵が好きなのですね、監督自身がストーリーボードを描くのはめずらしいそうですが、同じ場面の映画の写真も一緒に展示されてとても面白い。
同時に館内の映画館では、スコセッシの全作品が上映中。
シネマテックの創立は1936年。映画に関する世界でも有数の膨大な資料を保管し、図書館、小博物館及び展示会場、古い名作や映画史上重要な作品などを、監督別やテーマ別で上映する映画館を持っています。外国の俳優や監督などのインタビューで、パリに来ると、古い映画を見て歩くのが楽しみというコメントを度聞いたことがあります。最近ではグザヴィエ・ドラン、あとは誰だったか忘れましたが・・パリにはハリウッドのブロックバスターを避けて、地味な秀作を上映する小さな映画館がまだ残っていますが、シネマテックはそれをもっと組織的にやっている、映画マニアと映画研究者の殿堂なのです。
スコセッシが落成式に出席したという、一目でフランク・ゲーリー作とわかるシネマテックの建物
高い天井から自然光の入る、赤いベンチがユニークな待合室
映画関係の本が揃ったブックショップ
ベルシーの公園に面したシネマテックのカフェの名前は、トリュフォーの映画の題名 Les 400 coups レ・キャトルサン・クー(日本題は″大人はわかってくれない″)
Martin Scorsese 2016年2月14日まで
La Cinémathèque Française 51 Rue de Bercy 12e
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