5/17/2016

フランスの最も美しい村めぐり/ 初夏の旅No.2

アルデッシュ川沿いのVoguë
Escapade/ les plus beaux villages de France/ Drôme nord et Ardèche

″フランスの最も美しい村″ という評価があります。片田舎に隠れた美しい村を保存し、人々に知ってもらい、活性化させて過疎化を防ごうという目的で80年代に始まったラベルだそうで、住人が2000人以下、歴史的、芸術的な遺産がある事などの条件があります。いくら古く美しくても、博物館的に活気を失った村や、ディスニーランドのお城の様に低俗になってしまった村は失格、また一度選ばれても、美化を怠るとラベルを取り消されるという厳しいもの。それだけにこのラベルのある村の美しさは格別です。現在全国に153村
今日のブログはリヨンの南、ヴァランスとモンテリマーをベースに、このラベルを持つ4つの村と、それに劣らない美しい村2つを駆け足で訪ねたスナップ集です。写真はクリックすると大きくなります。

Valenceヴァランスから
Mirmandeミルマンド
   
   

Cliousclatクリウスクラ
   

ヴァランス(TGV駅ではなく、市内の駅の方)からバス30番約30分、Cliousclat下車。バス停は県道沿いで、丘に向かってCliousclatまで徒歩約3km、そこからMirmandeまで徒歩約2km。車の少ない畑の中の田舎道、でも舗装されているので歩きやすいです。フランスの最も美しい村のラベルを持つミルマンドが目的でしたが、クリオスクラも美しく、帰りに立ち寄りました。

Montélimar モンテリマーから、ローヌ川の西岸のアルデッシュ地方
Voguëヴォゲ 
     
     

Balazucバラズック



Rochecolombeロッシュコロンブ

Montélimar からローヌを渡ったアルデッシュ渓谷に、北からヴォゲ、ロッシュコロンブ、バラズックと並び、ここは車が必要。バラズックはアルデッシュ川での水遊びやカヌー(レンタルカヌーあり)、キャンプ場など家族向きのレジャーが整っているので、その分人も多くてちょっと残念。一方ロッシュコロンブはラベルは無いのに、自然と石の建物とのハーモニーが素晴らしく美しい、シーンと静かな村。

Montélimarモンテリマーから、ローヌ川の東岸のドローム県北部
Le Poët-Lavalル・ポエト・ラヴァル
 
     
     

モンテリマーからバスDielfitteディェルフィット行きでLe Poët-Laval下車。こちらも県道で下車し、徒歩で少し丘を登りますが、15分くらいですぐ。道の両側の牧草地には野の花が一杯で、野生のラン科と思われる可愛い花が沢山群生していました。
             

バスを降りるのはル・ポエト・ラヴァルの下町とも言えるような、県道沿いのGougneという村で、帰りのバスの待ち時間にちょっと散歩してみました。名もない村だけれど、藤棚の美しいカフェや、プラタナスの並ぶ村役場広場が絵になります。残念ながら閉まっていて、藤の下でのお茶はあきらめなくてはなりませんでしたが。

フランスの最も美しい村Les plus bequx villages de France
http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/fr

尚、どこも自然に囲まれた小さな村なので、バスは本数が少なく、シーズンや曜日によってもダイヤが違うので要注意。バラズックには複数のカフェやレストランがあり、どこか1軒くらいはいつでも食事ができそうですが、外はあっても、お客様のいない時期はクローズが多そうなので、これも要注意です。
最後に、のどかでのんびりした田舎道でも、やはり女性の一人歩きは避けましょう。

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