9/24/2014

エアフランスのフランス・イズ・イン・ザ・エアー




France is in the air

エアフランスが80周年を記念し、グランパレで“フランス・イン・ザ・エアー”を開催したので、昔の制服やポスターを見てきました。
上の写真の制服は左から1954年Gerorgette de Trèseジョルジェット・ドゥ・トレーズ、1963年クリスチャン・ディオール、1969年クリストバル・バレンシアガ、1987年メゾン・カルヴェン。どれも時代を反映しておもしろいですね。帽子と胸に付いている記章は、軍隊と同じ金糸で凹凸のある精巧な刺繍。今でもパイロットの制服は帽子と袖口に刺繍が縫い込んであるけれど、スチュワーデスは今みなバッジだったような(記憶ナシ)・・・尚右の89年のカルヴェンのは金属のブローチ式のバッジです。
バレンシアガとディオールのはとてもかわいく、5-60年代がクローズアップされているので復活させればいいのに。

       
1993年ニナ・リッチのコンコルド用と1976年ジャン・パトゥ


しばし立ち止まってしまったのはこのレトロなバッグの展示の前。そういえば昔の映画などに出てきました、エリートしか飛行機に乗れなかった時代は、このバッグを持つのがステータスだったのです。アメリカなのでパンナムだけれど、
ディカプリオの映画キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンCatch me if you canを思い出してしまった!



この展覧会、80年記念にかこつけたエアフランスの大々的な宣伝なので短期間(21日で終了、早く書かずにすみません!)、多分オールAFの自費展示、入場無料、入口ではAFの制服を着た人が“よくいっらっしゃいました”と笑顔で迎えてくれます。日本と違って丁寧に挨拶して頭を下げるエレベーター嬢など絶対いないフランスでは、本当に珍しい事。会場内も制服のAF職員が沢山いてアシストの態勢も完ぺきで、やっぱりサービスが売りの民間企業は違うと思いたいところ・・・実は先週からエア・フランスは大ストライキ中。ローコストの子会社をポルトガルに作ることにパイロット達が反対しているのですが、ビジネスマンや旅行者はもちろん被害は広範囲に及び、AFは日毎に莫大な損失が嵩み信用がた落ち。いかにもフランスらしいドタバタで、今のところ金曜日まで断固としてスト続行の見通し。

0 件のコメント:

コメントを投稿