8/01/2013

キラズのパリ・プラージュ


L’affiche de Kiraz /Paris Plage

今では夏のパリに欠かせないイベントとなったパリ・プラージュのポスターをあちこちで見かけますが、今年はキラズ作でとてもおしゃれ。キラズは1958年からジュール・ド・フランス誌に毎週2ページの“レ・パリジェンヌ”というタイトルのデッサンを発表し、また多数のパブリシティーや挿絵で活躍した、フランスでもっともポピュラーなイラストレーター、ユーモリストの一人です。今年89才だそうですが、元気にパリジェンヌを描き続けているのですね。
彼の描くパリジェンヌはおしゃれでセクシー、頭の中はショッピングとボーイフレンドと遊ぶことだけの小生意気なエゴイストで、かなり誇張されたカリカチュア像なのですが、パリジェンヌらしさを鋭く捉えているし、男性から見た永遠の“かわいい女”像でもあるのがとても面白い。また彼のファッションのセンスは素晴らしく、単純化されたデッサンの中に、その時のトップファッションを的確に描いています。

 お金目当てでなくて結婚できるようなリッチな人を見つけたいわ!

ねぇお巡りさん、食器洗い機もこわれているんだけど・・・・

セーヌ岸を歩行者天国にしてのパリ・プラージュ

さて今日は81日。パリジャンがバカンスに出発し、街は車がぐっと少なくなり駐車スペースもガラ空き。一方世界中からツーリストが押し寄せ、観光スポットには長い行列ができ、最近の暑さでみながショートパンツ、バミューダの海辺の装いなので、パリ中がバカンス・モードです。新しい展覧会、映画の封切りなど全て9月までストップ、繁華街以外はお店やレストランも閉まってしまうので、このブログも8月中はゆっくりペースにしたいと思います。

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