入り口を入るとすぐの大きなスペースは、壁いっぱいにカラーのチョークをコラージュした大インスタレーション。ピンク、オレンジ、グリーンなどカラフルで、所々にプラスティックの小さな車やボタン、ビーズ、貝などが貼り付けられ、素材がチョークなので、一見子供っぽい楽しい作品に見えますが、カラフルな"まち針"も沢山付いているのはちょっぴり不安・・・PMTはカメルーンの出身と聞いて、すぐにブードゥーを連想してしまったのは考えすぎかしら?
中央の部屋は、天井にメタルのパイプが縦横に設置され、巨大な木から下がるアフリカの人の頭をかたどったクリスタルのマスクが・・黒い布らしきものを紐にして荒っぽく木に結ばれているので、これも何となく唯事ではないと思うのは考えすぎか・・・そして両側の壁には大きな杭。先をカラフルな色にペイントしてある杭は、まるで巨大な色鉛筆のように見えるけれど、先端は鋭く尖り、壁から突きだしている様子はかなり脅迫的、恐ろしい迫力。小鳥のいる藁の中に沢山のマッチが混じっていたり、アフリカの人のクリスタル+コラージュの像など・・一見の明るさに暗さが混じりあった、なぞénigme・・・
ギャラリーのオーナーが変わり、方向性も変わったことをアピールするためのインパクトのある第1回目の展示だそうですが、絶え間なくビジターがあったので、大成功のようです。
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