以前コペンハーゲンに滞在した時に、通りがかりの教会で古本を売っていました。教会の資金集めのための古本市なのですが、売リ手のおじさんおばさん達、買い手の本好きそうな人達、教会特有のアーチの天井に美しいランプの下がった売り場など、とても雰囲気がよかったので色々手に取って楽しく見ていたら(デンマーク語など読めないくせに!)、素晴らしい本を見つけて即購入。1冊何クーロンヌだったかもう忘れてしまいましたが、100-200円くらいの感覚だったと思います。でもこの本達は今では私の宝物に。
どちらも同じR Broby-Johansenという人が書いたコペンハーゲンの町の紹介で、1955年発刊の中心地の紹介と、1959年発刊のその当時の郊外の紹介です(今では町が広がってここも中心地になっていますが)。どちらも複数のイラストレーターの書いた沢山の地図や挿絵がどのページにも一杯。内容はデンマーク語なので読めないけれども、なぜか挿絵の説明は全部英語なので、ちょとだけ内容が理解できます。
大まかな地図は変わっていないし、挿絵の説明で通りの名が英語で出ているので、今の風景とイラストとを比べてみたらきっと面白いでしょう。けれどこの本は文献的な価値でなく、とにかくレトロな絵が素敵。読めなくても十分楽しめます。
そしてかわいい子供達のイラストも! リンドグレーン(あれはスエーデンですけど)のお話など思い出してしまいます。
0 件のコメント:
コメントを投稿