La caserne de pompiers dessinée par Robert Mallet-Stevens
個人の私邸の設計ばかりをやったロベール・マレ=ステヴァンにしては珍しく、パリ市から依頼を受けて作った公共建築がパリに1つあります。16区の消防署で、1936年に作られました。
L字型の建物のちょうど要に当たる場所に高い塔が見えます。この塔は非常階段だそうで、水平に並んだファサードの窓、建物の角に直角に配置された窓など、まるでマレ=ステヴァンのサインのように彼独特のスタイル。
なんとなくかわいいブルーの扉と、カラフルな石のドアストッパー。石のレリーフはパリ市の紋章。消防士の詰所、オフィス、訓練用の体育館、食堂、寮、家族用のアパート、屋上には子供達の遊び場もあります。用途に応じで各スペースが色分けされているそうで、中が見られないのがとても残念!。
Caserne de pompiers 8 rue Mesnil 16e