11/03/2016

フィリップ・スタルクのカフェ・ザZA/ レ・アール


ZA de Philippe Starck aux Halles

レ・アールのカノぺの下にオープンしたカフェ・ザZAは、フィリップ・スタルクがデザインした、パリには珍しいハイテクを駆使した未来派カフェ。トップの写真を見てください。テーブルの中央に黄色の樹脂(でしょうか?)のベルトと、テーブルにナンバーが付いていますね、これがハイテクのカギ・・

 
ずらっと並んだ100席以上の椅子に、見知らぬ人々と肩を並べてテーブルを囲むターブル・ドット式。席についたらおもむろに自分の携帯を取り出し、メニューをチャージして携帯でオーダーします。オーダーした人の位置は携帯でキャッチされ、プレートに乗ったお料理や飲み物が中央のベルトで運ばれ、自分の番号の前でピタリと止まったら、ベルトコンベアから降ろして食すという仕組み! 食品がスーッと自分の方に動いてくるのを見ているとちょっと可笑しくなってしまい、パリのカフェにいるとはとても思えない! このベルトコンベアは、もしかしてスタルク氏、日本で回転寿司を食べて閃いたのではないか、と思ってまたクスクス笑いが込み上げてしまいました・・
またこのカフェは2000-4000のディジタルの新刊本のストックを持ち、こちらも携帯で選ぶと忽ち印刷してくれる外、本当の本(?)の並んだ本棚も置かれて、お食事の後、ゆっくり席で読書を楽しむことができる文学カフェでもあります。自転車の修理コーナーもあり。
お料理はたいしたことがないみたいですが、名前がゾムレツ(オムレツ)、ザラダ(サラダ)など、名前の始めがZAにしてあるなど、やりすぎというか、スタルク氏が相当楽しみながらデザインしたのでは、と思われました。


ZA    La Canopée, Forum des Halles

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