5/19/2017

注染手拭い "にじゆら" / 2k540 東京No.3


"Nijiyura" un spécialiste de Tenugui japonais /2k540 Tokyo No.3

上野の西洋美術館とスケーエン派の展覧会について4月に書いてから1か月も経ってしまいましたが、2月の東京滞在中のお話の続き、これがラストです。
御徒町の2k540という、ちょっと変わったカルチャー/ショッピング・スペースで見て、すっかりファンになってしまったのが注染(ちゅうせん)の手拭い専門店 ″にじゆら″ 。注染とはその時初めて知ったのですが、文字通り染料を注いで染める技法だそうです。さらし木綿を手拭いのサイズに折り畳んで重ね、型紙を乗せ固定し、輪郭の周りを糊で防染してから色を流し込む染色。染料は下に沁み通るので一度に3、40枚染色でき、また両面染まるので、裏表ができません。熟練の職人さんの手から生まれる注染は「にじみ」や「ゆらぎ」が少々でるのですが、それが機械刷りにはない暖かさをプリントに添えています。名前の「にじゆら」はこれが由来とのこと。

特に感激するのはそのプリントの美しさ。丸、四角、線を組み合わせたジオメトリー柄から、ちょっぴり北欧風や、現代風にアレンジされた日本の伝統デザインが、シンプルそうでしかしとても繊細、そして日本ならではの色使い。こういうところが、海外のデザイナー達が日本に注目している理由の一つなのでしょう。
全く違った柄同志が集まってもそのハーモニーがきれいなので、どれを選ぶか迷って、つい沢山まとめて買いたくなってしまいます。
 

さて器の方の 2k540(ニーケーゴーヨンマル)は、秋葉原ー御徒町間の高架線の下を利用した広いスペースで、このあたりが江戸時代には手工芸人の町だったことから、物づくりをテーマとした施設としてオープンしたそうです。アトリエや工房を備えてビジターが体験できるような、職人的クリエーターのショップが多く集まっています。こういった、普通なら倉庫や駐車場にしかならないような意外な場所を利用したカルチャー施設は、世界中の大都市どこでも大ブームですが、日本にもあると知って嬉しくなりました。

天井が高く、高架線を支える円柱が並ぶ2k540。日本ではなかなか見られない、このドーンと広くて豪快なロフト風の空間がとてもおしゃれ。

にじゆら 東京都台東区上野5-9-18 2K540 AKI-OKA ARTISAN  http://nijiyura.com/
2K540 AKI-OKA ARTISAN  http://www.jrtk.jp/2k540/

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