古い肘掛け椅子の修理中です。もう少しで土台が出来上がるので、修理で一番楽しい仕事、表用の布を探し始めました。座り心地の良し悪しや型崩れ等、内部の土台が椅子の命だけれど、椅子の性格を決めるのはこの表布です。材質、色、デザインで、華麗にも、ロックンロールにも。アンティック辞典の絵と比べたところ、背以外はルイ15世風、でもオーナメント無しのどっしりした田舎風、1800末/1900年初めのものかな?というクラッシックな椅子なので、ちょっぴり崩してモダンにと、フィンランドのテキスタイル・デザイナー、ヨハンナ・グリクセンの生地をただ今考慮中。
プリントでなくて織りで、例えばホワイトでも、裏糸のブラックが見えて微妙なグレイに。表裏とも使えるリバーシブル、でも表と裏は色が逆になります。全部フィンランドで織られているのでお値段も上等ですが、安い工場で作ったのと格段に違う品の良さが素晴らしい。
デザインは99%決まっていて、上のソファーの柄。色も多分これ・・・でも下のブラックの裏側(ホワイトがベースになる)もモダンで捨てがたい・・それともモダンすぎて強すぎる? 悩みに悩んでいるところです。パリにヨハンナ・グリクセンのブティックが無いので、ちょっぴりでもサンプルがもらえず、想像してみるだけなのが苦しい。日本にも彼女のファンが沢山いるようですね。
Johanna Gullichsen http://www.johannagullichsen.com/
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