9/16/2017

リールの大蚤の市/ビール&折り畳みベンチの関係、リールNo.3


La Grande braderie de Lille/ La bière/ la table pliante de brasserie 

リールの大蚤の市グランド・ブラドリーは、欧州最大のフリーマーケットと言われているようですね。本当に最大かはわからないけれど、確かに大きく、リールは交通の要で、直通のユーロスターやタリスを使ってイギリス、ベルギー、オランダ、ドイツから、それにイタリア語、スペイン語、東欧らしい言葉もよく聞こえてくる国際的な大蚤の市。毎年9月の第一週末に開催される、年一回の市民の陽気なお祭りです。去年はニースのテロの後だったので、警備しきれないとキャンセルになりましたが、今年は復活。立ち寄ったカフェのギャルソンが ″いつもならウチの前はぎっしりで身動きできなくなるんだよ。今回は警備が厳しすぎて、まるで空っぽじゃないか″ とぼやいていたけれど、それでも全部はとても見切れないサイズでした。


台車に椅子を山積みして運ぶオジサンは、お目当ての物を安く手に入れたのでしょうか、私のカメラに向かって手を振りご満悦! ベルギー以北でよく見かける子供や犬を乗せて自転車で引っ張るあのカートや、リヤカーの小型版、買い物キャディーなどを引っ張り、乳母車まで運搬用に使って皆買う気十分。価格調査をしたわけではないので正確な事はわかりませんが、パリよりだいぶ安いみたい。
下の写真のようなプロのアンティークが集まる地区、家族や友達が集まって要らなくなった服や家庭用品を売る地区(意外な物が見つかったりで面白くて安い)、ブティックの集まる通りは大バーゲンセールと別れているので、目的別に楽しみましょう。

            
            
            
            

さてこれからが本題。ブログのトップの写真、このシンプルなテーブルとベンチが、ブラドリーの期間中、レストランやカフェの店頭テラスや、ちょっとした広場や中庭にずらっと並べられます。メニューはどこも同じで、リール名物のポテトフライ付きのムール貝とビールが、何トンもブラドリー期間中に消費されるのです。このテーブルセットは、よく野外の催しで使われますが、特にベルギーから北欧にかけて圧倒的によく見ます。どこでも大抵ビールを飲んでいる、ビールと切り離せないイメージ。よく見ると、シンプルで機能的でなかなかかわいい。
ぴったり平たく折りたためて、運送にも収納にも適し、ゲルマン系XXLの巨漢が座って長時間ビールを飲んでも壊れないグッドデザイン。イヴェント用のレンタルなども沢山ありそう。

0 件のコメント:

コメントを投稿