Musem de Rudey Ricciotti à Marseille
音楽祭を楽しんだエックスアンプロヴァンスの後は、久しぶりのマルセイユに足を延ばしました。
マルセイユと言ったら港。その港の入り口を守るサン・ジャン要塞に続く元J4埠頭に、2013年に建てられたルディ・リッチオッティのMucem欧州地中海文明博物館に行ってきました。丘の上のノートルダム・ド・ラ・ガルド教会、ヴィクトル・ユーゴのモンテクリストが捕らえられていた(事になっている)イフ城等と並んで、今ではマルセイユのランドマークになっている、名物博物館です。
サン・ジャン要塞から見たMucem。左のブリッジを渡ると、屋上のテラスに出ます。
遠くからは重そうな、黒っぽい直方体の建物ですが、近ずくとこの通り。波間に漂う海藻か、南の国の珍しい植物か、このように絡まり合ったレースのようなパターンに驚かせられます。全部コンクリート製だそうです。
夏休み中でしかも日曜日だったので、博物館の入り口は長蛇の列。中に入るのは断念し、外側からじっくり建物を見て歩きました。館内ははちきれるほどの人なのに、外側は人もまばらで、このコンクリート・レースの美しさを思う存分鑑賞できました。
これが屋上テラス。
一杯に入る光が素敵な影を作ります。思わず息をのむ美しさ!
コンクリートのレースを通して見える地中海の太陽と、輝く海、青い空が、デザインにちゃんと計算されて、組み込まれているのですね。
Mucem, Musée des civilisations de l’Europe et de la Méditerranée |
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