7/25/2013

ペリエのポスター

プシュッとする水、サヴィニャック

Perrier, c’est fou

ペリエという会社名は1906年からですが、天然ミネラルウォーターとしてナポレンオン3世の認可を受け商品化されたのは1863年なので、今年は150周年になります。年間約10億本を生産し、その50%を世界の140カ国に輸出し、ミネラルォーターとしては世界1だそうです。アメリカといえばコカコーラ、フランスでそれに匹敵するのはペリエでしょうか。どちらの会社もパブリシティーが上手で、デザインの歴史に残るポスターを作っているのが共通しています。
1870年に初めてのキャッチフレーズ « Princesse des eaux de table »、テーブルワインならぬ“テーブルウォーターのプリンセス”(ちょっとフェミニンすぎるけれど、ベルエポックらしい)が登場。1936年にイラストレーターのジャンガブリエル・ドメルグが“ペリエ・ガール”を使ったポスターを発表。キャッチフレーズは« Perrier, c’est fou »“ペリエはクレージー” や、音がかわいい« l’eau qui fait pschitt »(フタを開けると)プシュッとする水”などが大ヒット。レイモン・サヴィニャック、エルベ・モルヴァン、ベルナール・ヴィルモを始めとして、最近はポップなレイ・リヒテンシュタイン、ギャラリー・ラファイエットのパブリシティーをずっと担当しているジャンポール・グードなど、有名イラストレーターのポスターが素敵です。

サヴィニャック
ベルナール・ヴィルモ
エルベ・モルヴァン
レイ・リヒテンシュタイン
ジャンポール・グード
この夏のメトロのポスター、アンディー・ウォーホール

      ポスターを集めた150周年記念の本 « Perrier, c’est fou »が出版され、販売中。

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