Renouvellement de la Place de la République
レピュブリック広場が新しくなりました・・・が、以下はフィガロ紙に出ていた記事です。フィガロは右派で、現パリ市長と次期市候補のアンヌ・イダルゴが左派なことを考慮に入れて読んでください。
《新しいレピュブリック広場は、驚くほど平凡なデザインだ。しかしそれ以上に深刻なのは、この広場の歴史的背景を、全く無視して作られたことだ・・・・フランス(レピュブリック)を象徴する像と、フランスの重要な河と海を表すイルカの噴水が2つあった。この由緒ある広場が、世界中のどこにでもある2流の工業都市の広場のように、なんの魂もなくなってしまったのだ。イルカの噴水は取り去られて倉庫行きになり、ブルドーザーで平らにされた。これは公の暴力だ。また広場の一方の交通を止めて完全な歩行者天国にしたのはよいが、それは消防署のある側で、反対側は相変わらず車が多く、そちらの方は沢山商店があるのに、歩行者天国の恩恵を受けられない・・・・もしアンヌ・イダルゴがパリ市長になったら、バスチーユやナシオンの広場もこのような被害を受けるのかもしれない。巨額の資金を使って、20年前の時代遅れの近代化の名のもとに、歴史の重みを無視してしまうのではないだろうか》
確かに新しくなった広場はのっぺりと単純で、個性的とは言えませんが、車がずっと少なくなり、のんびり散歩ができる広場になりました。平らな敷石のおかげで、自転車、スケートボード、乳母車など、車付き乗り物の天国、これなら車椅子でも散歩ができます。
さっそく明日6日の土曜日から1週間、ロックコンサート(イギリスやドイツの結構有名なグループだそうです)が、タダで毎晩予定されています。そのようなイベントもできる、市民のための広場がよいか、美しくても、眺めるだけのコンコルド広場やバスチーユ広場がいいか、結論は10年、20年後の市民が判断することになるのでしょう。
それにしても、スペースが十分あるのに、どうしてイルカの噴水を取り去ってしまったのでしょうか・・・・
さっそく明日6日の土曜日から1週間、ロックコンサート(イギリスやドイツの結構有名なグループだそうです)が、タダで毎晩予定されています。そのようなイベントもできる、市民のための広場がよいか、美しくても、眺めるだけのコンコルド広場やバスチーユ広場がいいか、結論は10年、20年後の市民が判断することになるのでしょう。
それにしても、スペースが十分あるのに、どうしてイルカの噴水を取り去ってしまったのでしょうか・・・・
パトロールの警官も自転車で
取り去られてしまったイルカの噴水。以前はこれがペアで両側にありました。
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