4/22/2015

ガエ・オーレンティのランプ、ピピストレッロ


Lampe Pipistrello a 50 ans

BHVマレのショーウインドーに、今年で50才を迎えたランプ、ピピストレッロが飾ってありました。
イタリアのインテリアデザイナーであり建築家のGaetana Aulentiガエタナ・オーレンティ(ガエ・オーレンティと呼ばれた、女性)が、1965年にタイプライターのオリヴェッティ社のパリ・ショールーム用にデザインしたもの。目まぐるしくトレンドが変わり飽きられる世の中で、半世紀の間売れ続け、しかもここ数年フランスでは、毎年1万点の売り上げがあるというスーパーデザイン。ニューヨークのMoMa、パリのポンピドーセンター、ドイツのヴィトラなど、最高の美術館に展示されているミュジアム・アイテムでもあります。


ピピストレッロという面白い名前は、イタリア語でコウモリ(バットマンのコウモリ!)のこと。ランプシェードの形から名付けられたようで、なるほどコウモリの羽を広げたようでもあり、けれど全体的にはマッシュルーム的な親しみあるフォルム。
卓上用の小型と、床における大型の2種あり、どちらも首の部分が望遠鏡式に伸び縮みするので、高さの調節が可能。大型は首を延ばすと80㎝以上になり、かなりインパクトのあるインテリアデコレーションに。近代家具は勿論のこと、アンティーク家具とのコーディネーションもいけそうです。
因みにガエ・オーレンティは、元鉄道の駅をオルセー美術館にリノヴェーションした建築家としても、パリに馴染みがあります。

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