6/09/2013

ハビタット1964がオープン

L’ouverture de Habitat 1964

先日お話ししたアビタット(以後フランス読みでアビタ)のビンテージショップがオープンしました。(詳細は523日のブログ参照)
クリニャンクールの蚤の市は、パリ市を囲む環状線の外、郊外の町サン・トウワンにあります。パリを一歩出ただけなのに、蚤の市とその周辺は一戸建ての家や、職人のアトリエ、ガレージ、倉庫など、パリよりずっと低い建物が並んで少々田舎風。アビタ1964は、蚤の市の一番奥の、何十年か時計を巻き戻したような雰囲気の、内庭を囲む昔のアトリエ跡にオープンしました。古びて所々剥げ落ちた壁や、アトリエ特有の大きなすりガラスの窓などをそのまま残した、天井の高い300㎡に、コーナーごとに日常のシーンを演出した店内はなかなかいいムード。商品もウーント唸らせられる品揃えで、集めるのはさぞ大変だったことでしょう。
素敵なガラスのコップ
一つ一つ形が違う、パイレックス風素材の食器
同じ水差しが沢山あったので復刻版かと聞いてみたところ、手前にある黄色の1点だけは買い戻したものだそうですが、他の白いのは、アビタの取引先の倉庫にそっくり眠っていたもので、ここにはオリジナルのビンテージのみしか置いてありませんとのお返事でした。評判がよいモデルの復刻版を販売する場合は、アビタの普通のショップで売るそうです。
高級セレクトショップ、レクレルールは、メンズ、レディースを合わせてパリに5軒あり、どのショップも建物や内装が飛びぬけて豪華で個性的ですが、この6軒目のクリニャンクール店は、中庭に面して、珍しく緑に囲まれて異色です。
中庭のトラック・ピザ
これも中庭にあるタルト・クリュゲ―ル、これについては別の機会にレポートします。

フィリップ・スタルクのレストラン、マ・ココットがオープンするなど、最近クリニャンクールの蚤の市が急におしゃれになっています。ロフト風な雰囲気のある建物が沢山残っているので、新しいトレンディーな場所と、パリより安い地価を求めて、今後も新しいショップが増えそうです。古びてノスタルジックなクリニャンクールが消えてしまうのは残念なことですが、一方若者が沢山来るようになって市全体が若返りそうです。

Habitat 1964   77-81 rue des Rosiers 93400 Saint-Ouen