3/01/2013

パリ市のコミュニティーセンター、ル・サン・キャトル

Le Centquatre 

ル・サンキャトルは、パリの外れの19区にできた、市の総合コミュニティー /カルチャーセンターです。オーベルビリエ通りの104(サン・キャトル)番地にあるので、この名が付けられました(正面玄関はキュリアル通りですが)。1874年に完成した公共“葬儀場”を改装して作られたもので、元の建物は、当時の駅や万国博のパビリオンと同じく、沢山のガラス、レンガ、スチールを使用してあり、パリの歴史的建造物に指定されています。現在の建物は、オリジナルの様式をできるだけ残して2008年に完成しました。

総面積36,800㎡の館内には、16の大小の工房があり、様々なアーティスティックなプロジェクトが1カ月~12カ月間、その製作過程から一般に公開されます。オフィス、材料を置く倉庫、研修室など、クリエーションに必要なあらゆる設備が整い、展覧会や各種イベント、ファッションショーなどもできるスペースが、地下と1階の2か所に計2,500㎡あります。

ベルリンの旧変電所に作られたRadial System、どちらも旧 屠殺場に作られたローマのZone Attive、マドリッドの Mataderoなども、類似のコンセプトで知られています。


オープンスペースは、ストレッチングやダンスの練習をする人、ボールで遊ぶ子供達、おしゃべりや読書する人
庭にはエコロジーをテーマとしたインスタレーション。なにしろスペースが余るほどあるので、どんな企画も、ゆったり大らかな印象。

            Le Merle Moueur アート系と子供の本の充実した書店

レストラン、カフェに加えて、中庭ではトラック・ピッツァが人気を呼び、食も充実。またショッピング党には、慈善団体エマユスの古着やアンティックインテリア、家庭雑貨の中から、厳選した商品だけを集めたエマユス・アパートメントでは、格安の掘り出し物も見つかりそうです。


Le Centquatre   5 rue Curial 19e    http://www.104.fr/version-anglaise/

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