パリは今2週間のイースター休暇の後半で、5月初旬は祭日も2日あるため、市内の車も少なめで普段よりゆったりした気分が漂っています。マロニエの並木は七分咲き、郊外ではリラ、藤、菜の花が咲き美しい季節なので、ゴールデンウイーク特集として、散歩コースや小トリップについていくつかお話しすることにします。
今日はまずはパリのプロムナードから。
セーヌ河岸には元からの散歩道もあるのですが、両岸とも大半は今まで車専用の高速道路が占めていました。それがまず右岸が日曜日とバカンスの8月に車禁止になり、パリ・プラージュが生れ、そして昨年はついに左岸も歩行者専用になり、こちらは日曜日などの一定期間だけでなく、恒久的に車が入れなくなりました。セーヌ河と同じ高さで気持ち良く、しかもメインの観光ポイントを歩いて回れ、仮設のカフェやレストランもあり、お天気のよい週末はかなりの人出なので、自転車やローラースケートでスピードを出したい人は、早朝に行きましょう。
ストリート・アーティスト、サンブルによる廃物を使ったインスタレーション。このように色々な展示も期間限定で所々に見られます。
ジョギングだけでなく、鉄棒などのトレーニングもできるし、水飲み場も完備。パリ市の貸し自転車ベリブ置場もあります。左下の木材はベンチ、右下はダイヤモンド・ゲームやチェスのできるテーブル。今までこんな素晴らしい場所を車に占領されていたと思うと、本当に素敵な都市計画だと思いませんか。
まだ左岸はオルセーからトロカデロの手前の2.3キロだけですが、多分将来は両岸とも全部歩行者天国になるのではないでしょうか、パリ市の車追い出し作戦が着々と進行中です。
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