3/20/2015

“あなたの番です!” 駅のピアノ


A vous de jouer/ Un piano à la gare

17日火曜日の夜のニュースで、カティア&マリエルのラベック姉妹が、リヨンのパールデュ駅でミニコンサートをしたと報道がありました。旅行者や買い物客が慌ただしく通る駅の構内で、突然彼女達のゴージャスなピアノの音が響いたら、そのアンバランスはかなりの見ものだったことでしょう。ラジオのニュースだったので(そう、私はラジオ党です!)映像は見ませんでしたが、ちょうどその場に居合わせ演奏を聴けたたラッキーな人達が、大喜びしていました。テロなどの恐ろしいニュースばかりが続く中、こんな楽しい話題がもっと欲しいもの・・・

さてこの駅のピアノ、ある国鉄役員の思い付きでモンパルナス駅にまず置かれたもので、誰でも好きな時に弾くことができ、観客は不特定多数の通りがかりの人達。とても好評で、たちまちフランス中に広がりました。そのためピアノの提供者ヤマハ、国鉄、シテ・ド・ラ・ミュジークが協力して、駅で演奏する人達のピアノコンクールを催したくらい。クラッシック、ジャズ、ブギウギなど何でもアリ、ホールに流れるピアノの音を聞くと、雑踏の中でも、ホッと和やかな気分になります。スニーカーの少年や、一見冴えないオジサンの演奏、合わせてジャズを玄人はだしで歌う人も
今日の演奏家は、何と赤いパーカを着た小さな男の子。電車待ちのお父さんに見守られて、嬉しそうにポンポン・ポローンと不協和音。こんな経験から、ひょっとして未来のピアニストか作曲家が生れるかも・・・
YouTubeで、24 heures dans la vie d'un piano de gare 又は Les pianos en gare で検索するとヴィデオが見られます。超人気なハスキーヴォイスのシンガーが、お忍びで歌っているヴィデオも混じっていました。

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