L'ouverture de la canopée des Halles
6年も長々と続いたレ・アールの工事が終わり、ラ・カノペがオープニングしました。
森の中で空を見上げると、木々の梢がアーチのように空を覆い、風で揺れる葉を通して木漏れ日がキラキラと見える・・・そのように何かが軽々とベールのように頭上高くかぶさっている状態をla canopéeラ・カノペといいます。とても詩的な言葉。
全部完成していないので、広告で隠している部分が多く、正面の庭もまだ入れません
パリ市のどの工事もけっして見積り通りでは収まらず、これも例外ではなく、2億5千万ユーロから9億1千8百万に膨れ(内ラ・カノペだけで2億1千6百万)ました。どうしてこんないい加減な計算で市民の税金を注ぎ込むことができるのか、本当に疑問ですが・・・
合計2万5千㎡のガラスプレートは太陽光発電が組み込まれ、また自然光が入るように、隙間が開いて、単なる飾りでないのは悪くない。波打つような曲線は、美しいと言えないこともないけれど、木漏れ日の木々の梢とは程遠く、見るからに重そう。使われたクリームイエローのペンキは7000トンで、エッフェル塔のペンキ塗り替えには7500トン必要だそうです。
これが昔々のレ・アール。この優雅な鉄とガラスの建物を活かして、ショッピングセンターを作るべきだったのに! 今もショッピングセンターは大部分が地下にあるのですから。60-70年代の何でも壊した時代に(ポンピドー政権の時)、市場が郊外のランジスに移転し、壊されてしまいました。
真っすぐ正面に、ポンピドーセンターが見えるはず。エレベータ前の人混みで、ゆっくりカメラを構えることができず、また光の反射でよく見えませんでしたが。
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