ソルボンヌ大学横の細い道をパンテオンの方に上って行った所に、シネマ・ドゥ・パンテオンがあります。1907年創立と、100才を超えて今でも営業を続けているパリで最も古い映画館の1つで、嘗てはジャック・プレヴェールやサルトルが常連のお客様だったそうです。プログラムは地味でもよい監督の映画や古い映画がメインで、アメリカ製大型娯楽映画とは遠い世界。シネクラブや映画関係のイベントなども催されますが、このような会合にも使用されるカフェは、カトリーヌ・ドヌーブとクリスチャン・サペが内装をデザインした150㎡の広いロフト風のスペース。ゆったりとした大ぶりのソファーやオットマンがあちこちに置かれてコージーな島を作り、カフェというよりはとても広い個人の応接間風。ドヌーブ女史がいかにも好きそーな(推測)内装です。ここでは体が埋まりそうなソファーを占領して、読書などしながらゆっくり過ごしましょう。映写室は1階でカフェは2階、しかも静かな小路に面しているので、街の雑踏からも切り離された隠れ家カフェ。映画を見なくても入れます。
Cinéma du Pantéon 13 rue Victor Cousin 5e http://www.whynotproductions.fr/pantheon/
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