Les sapins de Noël customisés par
des créateurs
毎年のことですがこの時期、有名デザイナーやメゾンがデザインしたクリスマスツリーが展示され、最後にオークションにかけられ、収益は癌研究所に寄付されるという“クリエーターのクリスマスツリー”というイベントがあります。デザイナーが作ったのですからどのツリーもユニークで、一目で誰のかわかる個性的なツリーの前では思わずニヤリ。今回は初めてグルメ界から、シェフ、ヤニック・アレノとピエール・エルメの2つのツリーが加わりました。
一番奥は言わずと知れたジャンポール・ゴルチエ、手前はタカダ・ケンゾー。ケンゾーさんのは、赤い花(多分クリスマスの花ポインセチア)のプリントが入った紙の白い部分と赤い部分を使った(のではないかと推測)折り鶴で、控えめに日本の香りがし、上品、繊細、しかしゴルチエに負けない華麗さでブラボー!
真ん中のフワフワはステラ・カデント、右端の絵はカステルバジャックで、だろうなーという感じ。
オリヴィア・プットマン、アンドレ・プットマンの娘で後継者。かわいらしい小さいツリーで、アンドレ・プットマン式にぐっとモダンなクリスマス・ディナーのテーブルの中央に飾りたくなります。
エルメス。両側の紐はバッグの持ち手になるコットン・ベルト、モビール式のツリーの素材は、バッグを作った時の切れ端の皮を使用。普通は捨てるしかない残り布、皮、少々難ありの素材等廃物利用で全く新しいデザインの商品を作り、Petit hプティ・アッシュ(エルメスのh)という別のブランド名で販売していますが、これはその延長のツリー。エルメスなので廃物といっても高級素材、クロコがあったり・・これも物を大切にするトレンドの一端で、その斬新なデザインと共に話題になっています。
ピエール・エルメのマカロン・ツリー
中央はディディエ・リュドのラ・プティット・ローブ・ノワール、右シャンタル・トマス
マサト。ヘアデザイナーならではで、ツリーに巻かれたのはフェイクのプラチナブロンドの髪。オーナメントのプラスティックのボールの中には、多分アシスタントの人や友達の小さな髪の房とカラフルな紙に書かれた各自のサイン、トップの星があるべき所にはヘアカットのハサミ!名前入りなのがフレンドリーですが、しかし暗い所で見たらちょっぴりコワげかも?の、ツリーとはミスマッチな髪やハサミを使って、とてもユニーク。
手前ソニヤ・リキエル、奥ステラ・マッカートニー。Sマッカートニーのは普通の照明としても欲しくなるかっこよさ。
L'Hôtel Salomon de Rothschild 11 rue Berryer 8e http://www.lessapinsdenoeldescreateurs.org/
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