5/27/2014

オランダ・デザイン・ポップアップ


Dutch Design pOps up

D'Daysは日曜日で終わってしまいましたがもう一つ、オランダのデザイン学校アイントホーフェンを2010年に卒業した若いデザイナーDirk Vander Kooij(DVK)について付け加えたいと思います。DKVは廃品になった冷蔵庫のプラスティックを溶かし、古い3Dプリンターを自分で改良した装置でチューブ状に絞り出してオブジェを作ります。彼の作品オランダのデザイン賞、ベルリン国際デザインフェスティバル賞、ニューヨークのICFFベスト・ニューデザイナー賞など、国際的な展示会で高い評価を得て、世界のトレンディーなセレクトショップ10店舗ほどとネットで販売中。


透明のプラスティックを重ねてインパクトのあるランプ。


鋳型を使わず、チューブ状のプラスティックを重ねて作られます。中が空洞でないせいか見た目よりずっと重く、トップの写真のChubby Chairは10Kg。だからガーデン用の軽いチープなプラスティック家具とちがって、どっしりした存在感があります。
    
廃物のプラスティックといっても無駄にせず、余りで下のハンガーなど小品を作り、最後にプリンターの底に残った素材を全部まとめて、下の丸いサイドテーブルが作られました。このテーブルは型を使っているようですが、色が混じり合って、なかなか素敵な仕上がり。

この展示は元のオランダ・インスティチュートの1階を使っていました。以前のブログでお話ししたようにオランダ文化センターは去年末クローズしてしまいましたが、一部のスペースを借りてオランダ語講座や、このような若いデザイナーのプロモーションなどを続けているそうです。今回はデザインに情熱を傾ける3人のオランダ女性Dutch Design pOps upのイニシアティブに、オランダ大使館が協力して実現したとのこと。

Dutch Design pOps up   Aterier Néerlandais 121 rue de Lille 7e Paris
Dirk Vander Kooij Hemkade 18G-217, 1506 PR Zaandam Holland  http://www.dirkvanderkooij.nl/

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