6/25/2013

ラ・ビュット・オ・カイユのフリーマーケット


La Butte aux Cailles : Vide grenier

昨日の日曜日は、ラ・ビュット・オ・カイユ(13区)のヴィッド・グルニエ(フリーマーケット)をひやかしながら散歩してきました。ここはラ・ビュット“丘”の名前通り、急な坂道がある小高い丘の上で、谷には昔ビエーブル川が流れていたので、川の水を利用する皮のなめし、布の染色、洗濯のアトリエが並び、肉屋なども集まって、汚れた手工業の地区だったそうです。4月のブログで紹介した19区のムザイア地区と同じように、地下採石場があったため大きなビルが建てられず、パリの開発から取り残されていました。地下の穴が埋められた今も、道路が狭いので車が沢山入って来れず、昔のビレッジのままの姿が残っています。そんな場所なので、車を締め出し、街ぐるみのんびりしたマーケットでした。ヴィンテージというよりは家庭の不用品を整理するガラクタ市で格安。モザイクの大きな植木鉢を抱えた男の人(すぐ帰ってテラスに花を植えようと急ぎ足)、ランプを持ってニコニコしているおばさん(ちょうど欲しかったランプがすごく安く買えたという笑顔)など、あちこちで商売が成り立っている様子。そういう私も、パラで少しづつ集めているボールが見つかって、しかも1€だったので即購買。ところでビエーブル川はどうなったかというと、現在パリ市の中は地下を流れ、市外で地上に出て来ます。

高くても3、4階建てのアパートが殆どで、一軒家も残っています。少しでも庭があると、木や花を植えているのがステキ。
ラ・ビュット・オ・カイユ通りあたりが街の中心
夏の夜は、どのレストランもデラスに人が一杯あふれます。雑誌などでもよく紹介され、最近はこのヴィレッジの雰囲気を求めて、沢山の“よそ者”も集まってくるので、田舎臭さがなってしまうのではないかと心配ではありますが。
近所の人達が子供連れで出入りしていた小さなカフェ・レストラン

La Butte aux Cailles   13区のRue Bobillot,、Bd.Auguste Blanqui、Rue de Tolbiacに囲まれた地区。
最寄りのメトロはColvisart


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