Ronan&Erwan Bouroullec au musée des Arts Décoratifs
去年メッツのポンピドーセンターでブルレック兄弟の作品展をやっていた時は、メッツまで行こうかと思ったくらいだったので、パリの装飾美術館での今回の展示は、この春一番満足のイベントの1つでした。
ロナンとエルワン・ブルレック兄弟は、工業デザイン、家庭及び公共用の家具、食器、デッサン、ビデオ、写真など、広い分野でインターナショナルな活躍をする若手デザイナーです。キャリア開始はロナンが97年、エルワンは99年。装飾美術館で、若い(30代)現役デザイナーの 大々的なレトロスペクティブで、彼らがいかにスターであるかがわかります。
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部屋の中に別の空間を作るベッド、Lit clos、手前は空間を仕切るArgues |
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Slow chair とライト Lianes |
デザインを始めすぐにインテリアのエディター、ジュリオ・カッペリーニに注目され、以後マジス、カルテル、ヴィトラ、リーニュ・ロセットなど有名エディターより、数々の傑作を発表しています。彼らのシンプルで使いやすいデザインは、フォルムと機能性を丹念に研究して作られ、どんな空間にもアダプトできるようにモジュールで、流動性があり、使う人の好みで演出できます。日常生活に密着しながら、ちょっぴり奇妙で不思議なポエジーのある彼らの作品には、建築と家具の境界がありません。特に装飾美術館の中央大ホールの高い天井から下げられたモジュールの仕切りclouds、argues、north tilesは、インパクトのある彼らのヒットですが、迫力があるのに“静”を感じさせられます。全部分解可能で、フエルトのような素材なので、防音効果もあるようです。
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パズルのように取り外しのできる仕切り 雲Clouds。つなぎ目の部分はメタルのクリップで止めてあります。
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同じく Tiles。はめ込み式のタイル |
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モジュールのデスクシリーズJoyn |
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JoynとコーディネートできるCork table |
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Osso chair |
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コペンハーゲンの大学用としてデザインされたシリーズCopenhague collection |
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