Archivio Studio Picone Romaというタイトルで、ジュゼッペ・ピッコーネのデザイン全集が発売されました。
ジュゼッペ・ピッコーネ(1926-2008)はまず陶芸家として出発し、北欧のクリエーション、特にマリメッコから影響を受け、黒い帽子をかぶったカトリックの司祭“プレチノ”(小さな司祭)をデザインし、以後プレチノはマスコット的にずっと彼のテキスタイル・デザインに登場します。
1958年にアトリエ・ラボラトリーをローマに開き、彼のプリントが評判になり、テキスタイル、モード専門に転向。彼の活躍は、当時のメイド・イン・イタリアのファッションの発展に大きく貢献し、アメリカ、ブラジル、スペイン、イギリス、ドイツ、特に日本に沢山輸出されたそうです。
彼の仕事をほとんど網羅したデザイン集はこれが初めて。ユーモアたっぷりで、ハッとさせられるようなデザインには脱帽です。英語版とイタリア語版があり、有名書店で発売中、50€。
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