4/20/2013

映画館ル・ルクソール

Le cinéma Le Louxor  

17日にパリ市長ベルトラン・デラノエ出席で、ル・ルクソールがオープンしました。この映画館は1921年に作られたアールデコの“ネオ・エジプトスタイルで、1983年から閉鎖されていたものをパリ市が買い取り、建築家のフィリップ・ピュマンに依頼し、3年間2千5百万€をかけてどうりに修復ました。キッチュな金ぴか趣味ではないかと心配ていたのですが、素敵なアールデコの建物に仕上がってました。フランス政府への批判は多々ありますが、こういう文化的な事にちゃんと予算を確保しているは、いつも感心させられますこれ国ではなくパリ市の予算・・・ デラノエが今期で退陣するのは残念なことです。映画が始まる前には、どの映画館でも普通15分くらいコマーシャルが入りますが、このルクソールでは、コマーシャル廃止です。場内でのポップコーンの販売も無く、プログラムは昔のように紙に印刷したものになるとか。


交通量も人通りも多く、雑多な人種入り混じって、一種独特な魅力のある下町バルベスのメトロのすぐ横で、立地条件はあまりよくありませんが、ルクソールのお客目当てのレストランやカフェができそうですし、何年かするとおしゃれな地区に変貌するかもしれません。シックになったモンマルトルや、先日書いたアンティックマーケットのトリュダーン通りも遠くありませんから。
次回は映画を見つつ、中も見てきたいと思っています。アールデコのバーがあり、テラスからはサクレクール寺院がまっ正面そうです。

Le Louxor  170 Bd. de Magenta 10e  http://www.cinemalouxor.fr/

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