4/22/2013

広告の語るフランスの歴史展

L'histoire de France racontée par la publicité

昔のポスターが好きなので、単にポスターを見る目的で行った展覧会ですが、本当にポスターが歴史を語っているので感心してしまいました。ポスターが大発展したのは1880~1914年で、1881-2年に小学校の義務教育が設定されたこと、1881年に言論の自由が認められたことと深く関わっているのです。まず学校の教科書の絵でポピュラーになった歴史上の人物達がポスターに登場し、彼らの有名な言葉が面白くもじって宣伝文句として使われ思わずニヤリ。ジャンヌ・ダルク、尖った鼻で一目でわかるフランソワ1世、フランス一番人気がある王様アンリ4人生のほとんどを馬上で過ごし宗教戦争に終止符を打った武人、そして名高い女好きと、フランス人が好きそうコートの胸に右手を入れて、独特の帽子に特徴のあるナポレオンなど。意外とベルサイユの太陽王ルイ14世は人気が、庶民には大げさな気取り屋”と思われていたようです
       フランソワ1世、彼の言葉“女を信じるなんてバカな事”に加えて“女よりは宝くじを信じましょう”
 アンリ4世とチョコレートHenry(アンリの英語読み)。彼の有名な“貧しい農民達もチキンを食べられるように”をもじって、“子供達が毎日チョコレートを食べられるように”との刻印付きのお達し。
ナポレオンと冷蔵庫の宣伝。多分無敵だった彼が寒さで敗走したロシア遠征を暗示。ロシア遠征中に新型薪ストーブを試している、ストーブ会社の宣伝もありました。

また1914年までは政治家達も、アルコール飲料、タバコ(健康問題には関心が持たれなかったので、当時タバコはヒゲと並んだ男性の象徴)、自転車などの宣伝に沢山登場しますが、 これらのほのぼのとしたポスターは、第一次世界大戦を境 にがらりと変わります。戦争があまりに悲惨だったため、歴史や政治は敬遠され、代わってミュージックホールのスターやスポーツ選手がポスターのモデルに。第二次大戦後は大量生産と消費時代に入り、ラジオやテレビの影響もあり、ポスターの面白味がだんだん薄れてしまったようですが、この時代の展示はほとんどありませんでした。
金曜日27日まで。会場のフォルネー図書館は、時々いい展示会をやるので見逃せません。

L'histoire de France racontée par la publicité
Bibliothèque Forney 1rue du Figuier 4e  http://www.paris-bibliotheques.org/   

0 件のコメント:

コメントを投稿